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仕事中いつもこんな事を考えてます。
土曜日、今日は新人の女子高生のバイトの子と店長の3人。
店長はバックルームで事務作業。
新人の子は愛嬌あってとても可愛らしい。
仕事が楽しい。
しばらくして店長が出てくる。
「ちょっと本部の人と待ち合わせ場所まで出かけてくるからリナちゃんの面倒宜しくね」
「何かあったら携帯に電話してね」
「はい、分かりましたー」
2人っきりになってしまう。
リコちゃんに色々と作業を教える。
しかし田舎の土曜日とはいえ今日はお客がさっぱりだ。
リコちゃんの可愛さが時間の流れを忘れさせてくれる。
俺はふと違和感を感じる。
『車も走って、ない…？』
5 回答
「リコちゃん、ちょっと外見てくるね！」
「はーい♡ちゃんと戻ってきて下さいね笑」
「さあ笑」
駐車場に出て辺りを見渡す。
車どころか人の気配もない。
俺は急激な不安を感じる。
店内に戻りリコちゃんと話す。
「今日何かイベントとかやってると？」
「えーと、調べないと分からないですね笑」
「なんかさ、外、人居なくない？」
「あ！私も今日なんか変だなって思ってたんですよ笑」
それは突然訪れた。
間違いない、俺はテレビでこれを何度も見ている。
ゾンビだ…！
突然どこからか店内に入ってきた白髪混じりの男。
傷だらけで黒目は無くうめき声を上げながら俺たちに近づいて来る。
横ではリコちゃんが固まってる。
そしてそのゾンビはレジ越しに俺たちに襲いかかってきた。
俺はリコちゃんの手を取りバックルームに逃げる！
この店のバックルームには裏口がない。
俺はとっさに店内用のダウンジャケットをリコちゃんに被せ冷蔵庫に入る。
ドリンクを補充するスペースだ。
ここならドアも頑丈だ。
ドリンクコーナーから店内を覗くと既に三体のゾンビが店内をウロウロしてる。
リコちゃんが俺の腕を強く握りしめる。
「リコちゃん、寒くない？声を出さないようにね」
リコちゃんが静かに頷く。
ゾンビは店内から出る気配が無い。
どうする？どうやってこの店を出る？
防犯用の木刀が店長の机の横に置いてあるのが俺の脳裏に浮かぶ。
「リコちゃん、ちょっと待ってて。絶対ここに居て」
「はい……。」
俺は木刀を片手にゆっくりと店内に戻る。
1人はレジ前、もう1人は入口付近のATM前、そしてもう1人は本棚の前。
心臓の音が聞こえる。
まさか俺の人生でこんな場面がほんとに訪れるとは。
最低でも2人、出来れば3人全て倒したい。
大丈夫、テレビで倒し方は何度も見てる。
レジ前のゾンビに後ろからゆっくりと近付き俺は後頭部目掛けて木刀を振り下ろす。
声も出さずゾンビは倒れ込む。
次は本棚のヤツだ。
俺は息を殺しそっと近付く。
同じように後頭部目掛けて木刀を振りおろそうとしたその時！
あげ
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